一次性頭痛(片頭痛等)のオンライン診療での保険適用を受けて
現在の新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、様々な疾患領域におけるオンライン診療の有用性が世界的にも注目されています。日本の頭痛治療においても、「一次性頭痛(片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛、三叉神経・自律神経性頭痛等)」へのオンライン診療が保険適用されています(2021年1月28日現在)。オンライン診療の実臨床における知見の蓄積などを目的として、アムジェン株式会社は株式会社MICINと共同で、オンラインにおける頭痛診療における患者さんの治療満足度を検証するプログラムを開始します。
本プログラムでは、MICIN社が有するオンライン診療サービス「curon(クロン)」を用いた、頭痛治療を専門に行っている診療科の医療従事者と頭痛患者さんとのより良いコミュニケーション構築や効果的な問診方法、また、医療従事者と患者が、オンライン診療から対面診療と同様の治療満足度を得られるかを検証します。
クロンは、スマートフォン、医療機関はパソコンまたはタブレット端末を使用し、予約から問診、診察、決済、処方せんや医薬品の配送⼿続きまでをオンラインで完結させることができるオンライン診療サービスで、全都道府県の約5,000 の医療機関に導⼊されています(2021年1月現在)。
アムジェンとMICINは、2020年7月に慢性皮膚疾患を対象に治療・服薬の利便性およびアドヒアランスの向上に関する検証プログラムを開始しており、今回、頭痛領域においても同様のプログラムを実施します。
アムジェン株式会社代表取締役社長のスティーブ・スギノは、次のように述べています。「コロナ禍において、新たな診療の在り方に対する探求は様々な場面で加速しています。2020年に実施した慢性皮膚疾患領域における検証プログラムに続き、この度もMICIN社と共に、慢性頭痛患者さんにとってのオンライン診療の価値について、新たな知見の創出に取り組めることを嬉しく思っています」
MICIN代表取締役の原聖吾は、次のように述べています。「慢性頭痛によって患者さんは、日常生活に支障をきたし、通院も負担となります。この領域の知見の深いアムジェン社とご一緒させていただき、デジタルツールなどを活用することで患者さんの負担を軽減しながら適切な治療が受けられるサポートができるよう本プログラムを進めてまいります」
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