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アムジェンにおける臨床試験のための倫理規範

※本記事は、2022年8月20日付で当社公式SNSに掲載した記事の再掲です。

医薬品研究開発の仕事に従事する者にとって、倫理的指針の起源といえば「ニュルンベルク綱領」です。第二次世界大戦中、研究に関する倫理規範となるものが存在していませんでした。そのため、ナチスドイツに加担した研究者により、強制収容所等において、被験者の同意なく非倫理的な人体実験が行われたと言われています。こうした出来事への反省を踏まえて、第二次世界大戦後のニュルンベルク裁判の一環として行われた「医師裁判」の結果、医学研究における人体実験の普遍的な倫理指針として初めて明文化されたものがニュルンベルク綱領です1。この歴史的な「医師裁判」で判決が下されたのが、75年前、1947年の8月20日でした2

アムジェンでは、ミッションである「To Serve Patients - 患者さんのために、今できるすべてを」を果たすべく、慎重に我々の臨床試験活動を計画しています。臨床試験に参加される患者さんの権利、尊厳、安全および福利は、アムジェンの臨床試験を実施する上での最優先事項です。そのために、アムジェンがスポンサーとなっているすべての試験は、適用されるすべての現地法および広く受け入れられている国際的な規制基準を満たすか、これを超える高い基準になるよう計画し、実施しています。アムジェンはこれらの法律や基準を確実に遵守するための社内手順を設定しています。

アムジェンでは、試験がどこで行われるかに関わらず、すべての臨床試験において高い倫理性と科学的・臨床的水準を維持するよう努めています。前述の社内倫理規範に加え、社内外の様々な規制やプロセスに従って私たちひとりひとりが日々の業務を適切かつ誠実に遂行することで、”To Serve Patients”を実現できるのです。

アムジェンにおける臨床試験のためのグローバル倫理規範について
https://www.amgen.co.jp/responsibility/ethical-research

出典

  1. 文部科学省 学術変革領域研究 学術研究支援基盤形成 文部科学連携推進協議会 国際的な倫理指針・条約「ニュルンベルク綱領(1947)」
  2. 日本医師会 医師の職業倫理指針 第3版(平成28年10月)