A biotechnology pioneer since 1980, Amgen has reached millions of patients around the world.
アムジェンは、患者さんが関心のある分野について学べるよう、多数のリソースを用意しております。
4月1日、アステラス・アムジェンバイオファーマは、米アムジェンが同社のすべての株式を取得し、日本における完全子会社「アムジェン株式会社」として生まれ変わった。企業としての立ち位置や目指す方向性について、スティーブ・スギノ社長に話を伺った。
アムジェンの企業としての特色についてご紹介ください。
まず、会社についてご紹介させていただく前に、新型コロナウィルスの感染拡大が進行する中、最前線で活動しておられる医療従事者の皆さまに、敬意と感謝の意を表したいと思います。 私たちも、「To Serve Patients - 患者さんのために、今できるすべてを」という使命をもっています。地域社会における感染抑制の努力を支えるために、私たちの製品とその情報を届けることはもちろん、できる限りのことに取り組んでいきます。特にこのような状況下においても、医療者が患者さんのリスク・ベネフィットのバランスを最大化することに貢献することは製薬企業の責務であり、医療現場のニーズに適した形で適正使用活動を継続する必要があります。アムジェンのミッションに照らして、これが今最も重要なことであると考えています。
アムジェンは1980年、米国カリフォルニア州ロサンゼルス近郊にて創業しました。バイオテクノロジーの黎明期に産声を上げたアムジェンは、この新しい科学技術を患者さんのために役立てることを決意し、試行錯誤と探求を重ねてきました。40年を経た現在、アムジェンは世界最大規模のバイオテクノロジー企業へと成長しました。循環器疾患、がん、骨疾患、神経疾患、腎疾患、炎症性疾患の6つの疾患領域に重点を置き、アンメット・メディカルニーズに応える製品開発を進めており、これまでに開発した製品の70%以上がファースト・イン・クラスの製品です。
「バイオテクノロジーを、世界中で重篤な疾患と向き合う患者さんに治療を提供するために役立てる」というアムジェンの決意は、創業当初から今日に至るまで常に一貫しています。アムジェンが掲げるミッション「To Serve Patients - 患者さんのために、今できるすべてを」は、世界中の22,000人の従業員全員にとって日々の活動と判断の指針となっています。「未だ充たされていない治療ニーズに一日でも早くお応えしたい」。それが、日々私たちを突き動かす原動力です。
2013年よりアムジェン51%、アステラス製薬49%の出資比率で設立した合弁会社アステラス・アムジェン・バイオファーマ(AABP)として歩んだ7年間の歴史の中においても、このミッションは常に成功をもたらす鍵であり、これから先も日本社会のためにより大きな医療貢献を果たしていく上での道標になると確信しています。
これまでアムジェンが日本の患者さんと医療現場に対して取り組んできた活動についてご紹介ください。どのような貢献を果たしてきたと考えますか。また、日本という市場をどのように位置付けていますか。
アムジェンの日本における活動の歴史は、米国での創業時近くまで遡ることができます。創業から4年後の1984年、アムジェンは日本のキリンと合弁会社「キリン・アムジェン」を設立し、1990年、前年にアムジェンがFDA承認を取得した貧血の治療薬「エスポー(英語名EPOGEN)」を発売しました。これは、貧血に苦しむ多くの患者さんに寄与したブレークスルーの製品となりました。エスポー発売から30年。今日ではアムジェンの18品目の医薬品が日本で薬事承認され、毎日推定50万人の日本の患者さんの健康を支えています。アムジェン株式会社として、循環器疾患領域でレパーサ®、血液がん領域でビーリンサイト®、骨疾患領域でイベニティ®、炎症・免疫性疾患領域でオテズラ®の4製品を展開し、他の製品は第一三共、武田薬品、協和キリン、小野薬品など日本のパートナー企業によって日本で製品化され、使われ続けています。
2020年4月1日に、アムジェンはAABPのすべての株式を取得し、日本における完全子会社「アムジェン株式会社」が誕生しました。私たちの目標は、すべてのアムジェンの医薬品を米国と同時に日本の患者さんに届けることです。日本は、アムジェンの成長を牽引する極めて重要な地域の一つです。完全子会社化によってアムジェンのグローバル・パイプラインを日本の患者さん向けの開発や製品化に向けて強力に推進していく姿勢や、2019年に発売された骨粗鬆症治療薬イベニティがグローバルの中で最も早く日本で承認された事実は、アムジェンが日本を重視する表れと言えるでしょう。
今回の新生アムジェン発足により、どのようなベネフィットを患者さんや医療現場に対して提供できるようになるのでしょうか。
日本の患者さんと医療専門家の皆様に約束できることは、私たちの視座の中心に常に患者さんがいること、私たちのミッション「患者さんのために、今できるすべてを」を常に徹底していくことです。アムジェンのバイオロジーとヒト遺伝学における優れた基礎研究、世界的な臨床開発専門知識、および最先端のバイオ製造技術は、患者さんがより長く、より健康的に、より活発な生活を送ることを手助けするためにのみ存在します。私たちの生み出した成果を迅速かつ確実に医療現場にお届けし、適正に使用していただくことが私たちのコミットメントであり、日本を含む世界中のすべての患者さんに対する貢献です。
日本の患者さんと医療現場にさらなる貢献を果たしていく意気込みをお聞かせください。
日本の患者さんに対し、最新かつ世界標準のケアを持続的に提供していく上で、アムジェンは、幾分かの役割を担うことができると信じています。私たちは、疾患を発症してから治療を施す従来の医療のあり方を超えて、高リスクの状態を予見し疾患の発症や悪化を抑制する「予見と予防」のモデルを見出すべく、活動を続けています。同じビジョンを共有するパートナーと協力して、現在の日本の医療システム内で新たなパラダイムの実現を目指してまいります。
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コロナウィルス感染拡大対策の一環として、弊社では、MRの医療施設訪問を一時自粛しております。弊社製品に関する有害事象もしくは安全性に関連する問題、または製品もしくはデバイスの品質問題が生じた場合は、弊社MRまたは以下メディカルインフォメーションセンターまでご連絡くださいますよう、ご協力の程よろしくお願いいたします。
アムジェン株式会社 メディカルインフォメーションセンター
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受付時間:平日 9:00 – 17:30
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アムジェン株式会社 代表取締役社長 スティーブ スギノ m3.com インタビュー PR
(2020年4月1日より、m3.comで掲載中のインタビュー記事を再掲しています。)