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この資料は、米国アムジェン社が2020年8月29日に発表したニュースリリースの日本語抄訳であり、報道関係者各位の利便性のために提供するものです。また論じられている効能・効果に関連する科学的情報は、暫定的かつ研究中のものであり、この製品について厚生労働省が承認した表示内容の一部をなすものではありません。この資料の正式言語は英語であり、その内容及びその解釈については英語を優先します。詳細はhttp://wwwext.amgen.com/をご参照下さい。

家族性高コレステロール血症ヘテロ接合体を有する
小児患者を対象としたREPATHA®(EVOLOCUMAB)の
第Ⅲb相試験結果を
2020年欧州心臓病学会学術集会で発表

HeFH小児集団において、従来の脂質低下療法に追加した際の
PCSK9阻害薬の安全性・有効性を評価した最初の第Ⅲ相試験
RepathaはLDL-Cを有意に減少させ、副次評価項目である
脂質パラメータもすべて改善

カリフォルニア州、サウザンドオークス(2020年8月29日)――アムジェン(ナスダック:AMGN)は、家族性高コレステロール血症ヘテロ接合体(HeFH)を有する10~17歳の小児患者を対象に、Repatha®(evolocumab)の安全性および有効性を評価するHAUSER第Ⅲb相ランダム化比較試験から得られた肯定的なデータを発表しました。本試験において、スタチン系薬剤および他の脂質低下療法と併用下においてRepathaは、プラセボと比較して低比重リポ蛋白コレステロール(LDL-C)を有意に低下させたことが実証されました。これらのデータは、欧州心臓病学会(ESC)が主催した「ESC 2020 – The Digital Experience」(8月29日~9月1日)で口頭発表されると同時に、The New England Journal of Medicine誌でも発表されています。

HeFHは遺伝性疾患で、全世界で250人に一人が罹患しています1。 出生時に始まるLDL-C高値によってアテローム性動脈硬化症の発症が促進されることにより、心臓発作やその他の血管疾患などの心血管イベントのリスクが全体的に高まり、これらの事象が発現する年齢が低下しています2。FHを有する小児は、正常体重で、質の良い食事を摂り、十分な運動を行っているにもかかわらず、LDL-Cが高値になる可能性があります2,3。FH患者における心疾患のリスクは、一般集団の約20倍との報告もあります4

「小児のHeFH患者さんは非常に幼い頃から心血管イベントのリスクが高いため、LDL-C値を効果的に管理することが極めて重要です」と、HAUSER試験の筆頭著者でモントリオール大学医学部のDaniel Gaudet医師(医学博士)は述べています。「本試験は、既に脂質低下療法を受けているHeFH小児患者さんにおいて、LDL-C値をさらに低下させる安全かつ有効な治療選択肢として、Repathaが提供される可能性を示しています」。

24週間のランダム化二重盲検試験の結果から、HeFH小児患者において、Repathaの月1回420mg投与はプラセボと比較してLDL-Cをベースラインから平均38.3%低下させ、LDL-Cの絶対値の低下は68.6mg/dL(平均絶対減少量)で、主要評価項目を達成しており、スタチン系薬剤に追加して投与されるRepathaの優越性が示されています6。Repathaが投与された患者では、プラセボと比較して、副次評価項目である脂質パラメータのベースラインからの改善(22~24週時の平均LDL-C値が42.1%低下、24週時の非高比重リポ蛋白コレステロール[non-HDL-C]が35.0%低下、24週時のアポリポ蛋白B[ApoB]が32.5%低下、24週時のApoB/アポリポ蛋白A1[ApoA1]比が36.4%低下)が認められました。新たな安全性リスクは特定されませんでした5。プラセボ群と比較してRepatha群で認められた治験薬投与後に発現した主な有害事象は、頭痛、口腔咽頭痛、インフルエンザ、インフルエンザ型疾患、上気道感染及び便秘でした5

「アムジェンは、心血管疾患患者さんの治療を進歩させ、生活を改善することに尽力しています。これには、さまざまな患者集団や最も治療を必要としている患者集団におけるRepathaの安全性と有効性をよりよく理解するための臨床試験やリアルワールドエビデンス試験への投資が含まれています」とアムジェンの研究開発担当エグゼクティブ・ヴァイス・プレジデントであるDavid M.Reeseは述べています。「本研究によって、Repathaのエビデンスが強化され、遺伝的にLDL-C値が高い小児のコレステロール管理についてより良い理解が得られます。そして、これまで過小診断され十分な治療が行き届いていないこの疾患に対する治療選択肢を広げることに一歩前進することができます」。

「活発でよく食事もとり、健康に見えるお子さんが、外見からだけでは若年性の心臓発作や脳卒中を引き起こす可能性がある状態になっていることを理解することは、親として難しいかもしれません」とFH財団の創設者でCEOのKatherine Wilemon氏は語っています。「幸いなことに、現在行われている治療を早期に用いれば、FH患者さんはLDL-C値を低下させることで心血管リスクを大幅に低下させることができます。この試験は、このような子どもたちがFHと共に生活を送れるように、安全かつ効果的な新しい治療法に対する希望を私たちに与えてくれるのです」。

家族性高コレステロール血症について
LDL-C高値は、血中コレステロールや脂質が異常な状態であることを示しています6,7。FHは、LDL-C高値を若年時に引き起こす遺伝性疾患です8。米国では100万人が(ヘテロ接合性およびホモ接合性)FHであると推定されていますが、診断されているのは1%にも満たないほどです9,10。家族性高コレステロール血症ヘテロ接合体(HeFH)はFHの中で患者数が多いタイプであり、全世界で約250人に1人の割合で認められます1。FH患者のFH遺伝子変異が自身の子供に遺伝する確率は50%です8

HAUSERランダム化比較試験の治験デザインについて
HAUSERランダム化比較試験は、第3b相、多施設共同、ランダム化(2:1)、二重盲検、プラセボ対照試験で、10歳~17歳の家族性高コレステロール血症ヘテロ接合体患者を対象に、24週間Repatha®(evolocumab)420mg(104例)を月1回皮下投与したときの有効性、安全性、および忍容性をプラセボ(53例)と比較して評価しました。ランダム化の際、スクリーニング時にLDL-C(4.1 mmol/L未満と4.1mmol/L以上)および年齢(14歳未満と14歳以上)で層別化を行いました。主な適格基準は、スクリーニング前4週間以上の低脂肪食摂取および最大限の脂質低下治療(LLT)中の空腹時LDL-Cが3.4mmol/L以上としました。主要評価項目はベースラインから24週時までのLDL-Cの変化率としました。副次評価項目には、ベースラインから22週および24週までのLDL-Cの平均変化率、ベースラインから24週までのLDL-Cの変化量、非高比重リポ蛋白コレステロール(non-HDL-C)、アポリポ蛋白B(ApoB)、総コレステロール/HDL-C比、およびApoB/アポリポ蛋白A1(ApoA1)比のベースラインから24週までの変化率が含まれました。さらなる安全性の評価には、タナー分類、ホルモン濃度、頸動脈内膜中膜肥厚、コンピューターによる認知機能評価が含まれました。

心血管治療領域でのアムジェン社の取り組み
アムジェン社は深刻な病気を抱える患者のために30年以上のバイオ医薬品開発における経験を重ね、世界的に罹患率や死亡率を高める原因であると言われている心血管疾患に苦しむ患者のために、より良い治療と生活の画期的な改善をもたらすソリューションを追求しています11。アムジェン社の心血管疾患と将来的な治療選択肢における研究は、ヒト遺伝子情報をもとに薬剤標的を特定・実証するアムジェン社の成長分野の一つです。独自の研究開発と革新的なパートナーシップにより、高コレステロールや心不全など今日重要となっているアンメット・メディカル・ニーズの問題を解決すべく、複数の既承認及び試験中の化合物を含む心血管領域でのパイプラインを築いています。

アムジェン社について
アムジェン社は、重篤な疾患に苦しむ患者さんのために、生物学的に革新的な治療を探索・開発・製造・提供する可能性を切り開いていきます。このアプローチは、疾患の複雑性の解明と人体の生物学上の基本を理解するために、先進的なヒト遺伝学などの手法を活用することから始まります。

アムジェン社は、アンメット・メディカル・ニーズが大きい領域に焦点を絞り、生物製剤の製造に関する専門知識を活用して医療効果の向上と人々の生活に画期的な改善をもたらすソリューションを追求しています。1980年に創業したバイオテクノロジーのパイオニアであるアムジェン社は、世界最大の独立バイオテクノロジー企業に成長し、世界中の多くの患者さんに貢献しており、革新的な可能性が期待されるパイプラインを開発しています。
詳細については www.amgen.comをご覧になるか、ツイッターアカウント(www.twitter.com/amgen)をフォローしてください。

Repatha®(evolocumab)について
RepathaはヒトIgG2モノクローナル抗体で、ヒトプロタンパク質転換酵素サブチリシン/ケキシン9型(PCSK9)を阻害します。RepathaはPCSK9に結合し、血中のPCSK9が低比重リポタンパク(LDL)受容体(LDLR)と結合するのを阻害します。その結果、PCSK9を介したLDLRの分解が抑制され、肝細胞表面でのLDLRの再利用を可能とします。PCSK9のLDLRとの結合を阻害することで、Repathaは血中LDLを除去するLDLR数を増加させ、LDL-C値を低下させます。

Repathaは、米国、日本、カナダ及び欧州連合28全加盟国を含む70カ国以上で承認されています。他の国においても承認に向けた審査が行われています。

重要な米国製品情報
Repathaは、PCSK9(プロタンパク質転換酵素サブチリシン/ケキシン9型)阻害抗体医薬品です。以下の治療に適応されます。

  • 心血管疾患の既往を有する成人患者における心筋梗塞、脳卒中、冠動脈血行再建術施行のリスクの低減。
  • 食事療法に加えてRepathaの単剤投与、またはその他の脂質低下療法(例:スタチン、エゼチミブ)との併用による、LDL-C値低下を必要とする原発性高脂血症(家族性高コレステロール血症ヘテロ接合体(HeFH)を含む)の成人患者に対する治療。
  • 食事療法及びRepatha以外のLDL-C低下療法(例:スタチン、エゼチミブ、LDLアフェレシス)との併用による、LDL-C値のさらなる低下を必要とする家族性高コレステロール血症ホモ接合体(HoFH)患者に対する治療。

Repathaの安全性及び有効性は13歳未満のHoFHの小児患者、及び原発性高脂血症またはHeFHの小児患者においては確立されていません。

重要な米国安全性情報
禁忌:
本剤は、本剤に対し重篤な過敏反応の既往歴がある患者では禁忌となります。血管性浮腫を含む重篤な過敏反応は、Repatha群で認められました。

アレルギー反応:過敏反応(例:血管性浮腫、発疹、蕁麻疹)が投与患者で報告されており、本剤の投与中止に至った例もありました。重篤なアレルギー反応の兆候や症状が現れた場合は、本剤の投与を中止し、標準的治療に従い治療し、兆候や症状の回復まで観察します。

副作用:主な副作用(Repatha群の5%超で認められ、プラセボ群よりも発現頻度が高かった事象)は、鼻咽頭炎、上気道感染、インフルエンザ、背部痛、注射部位反応でした。

52週間の臨床試験、及び7つの12週間の臨床試験より集積された副作用:局所注射部位反応はRepatha群3.2%及びプラセボ群3.0%に認められました。主な注射部位反応は、紅斑、疼痛及び挫傷でした。

アレルギー反応が、Repatha群5.1%及びプラセボ群4.7%に認められました。主なアレルギー反応は、発疹(Repatha群1.0%、プラセボ群0.5%)、湿疹(0.4%、0.2%)、紅斑(0.4%、0.2%)、及び蕁麻疹(0.4%、0.1%)でした。

心血管アウトカム試験における主な副作用(Repatha群の5%超で認められ、プラセボ群よりも発現頻度が高かった事象)は、糖尿病(Repatha群8.8%、プラセボ群8.2%)、鼻咽頭炎(Repatha群7.8%、プラセボ群7.4%)、上気道感染(Repatha群5.1%、プラセボ群4.8%)でした。

ベースライン時に糖尿病を発症していなかった患者16,676例のうち、試験期間中に糖尿病を新規発症した患者の割合は、プラセボ群の7.7%に対してRepatha群では8.1%でした。

家族性高コレステロール血症ホモ接合体(HoFH):Repatha群の2例以上で認められた副作用で、プラセボ群よりも発現頻度が高かったものは、上気道感染、インフルエンザ、胃腸炎、及び鼻咽頭炎でした。

免疫原性:本剤はヒトモノクローナル抗体です。他のタンパク質治療薬と同様に、本剤に対する免疫原性が生じる可能性があります。

Repatha®の提供状況についてはアムジェン社Medinfo:電話800-77-AMGEN(800-772-6436)または844-REPATHA(844-737-2842)にお問い合わせいただくか、処方情報などの詳細については、www.amgen.com及び www.Repatha.comをご覧ください。

日本における重要な製品情報
効能・効果
レパーサ®皮下注[一般名 エボロクマブ(遺伝子組換え)]は、以下の治療に適用されます
家族性高コレステロール血症、高コレステロール血症
ただし、以下のいずれも満たす場合に限る。

  • 心血管イベントの発現リスクが高い
  • HMG-CoA還元酵素阻害剤で効果不十分、又は HMG-CoA還元酵素阻害剤による治療が適さない

効能・効果に関連する使用上の注意

  1. 適用の前に十分な診察及び検査を実施し、家族性高コレステロール血症または高コレステロール血症であることを確認した上で本剤の適用を考慮すること。
  2. 家族性高コレステロール血症以外の患者では、冠動脈疾患、非心原性脳梗塞、末梢動脈疾患、糖尿病、慢性腎臓病等の罹患または既往歴等から、心血管イベントの発現リスクが高いことを確認し、本剤投与の要否を判断すること。

〔HMG-CoA還元酵素阻害剤による治療が適さない場合〕
本剤は以下に示す患者に使用すること。

  • 副作用の既往等によりHMG-CoA還元酵素阻害剤の使用が困難な患者
  • HMG-CoA還元酵素阻害剤の使用が禁忌とされる患者

用法・用量
家族性高コレステロール血症へテロ接合体及び高コレステロール血症:
〔レパーサ皮下注140 mg シリンジ・ペン〕
通常、成人にはエボロクマブ(遺伝子組換え)として140 mgを2週間に1回または420 mgを4週間に1回皮下投与する。

〔レパーサ皮下注420 mg オートミニドーザー〕
通常、成人にはエボロクマブ(遺伝子組換え)として420 mgを4週間に1回皮下投与する

家族性高コレステロール血症ホモ接合体:
通常、成人にはエボロクマブ(遺伝子組み換え)として420mgを4週間に1回皮下投与する。効果不十分な場合には420mgを2週間に1回皮下投与できる。なお、LDLアフェレーシスの補助として本剤を使用する場合は、開始用量として420mgを2週間に1回皮下投与することができる。

用法・用量に関連する使用上の注意
HMG-CoA還元酵素阻害剤による治療が適さない場合を除き、 HMG-CoA還元酵素阻害剤と併用すること。

  • 詳細は最新の添付文書をご覧下さい。
  • 保険診療における本剤の使用については、厚生労働省保険局医療課長通知(保医発0331第9号、平成29年3月31日)により、留意事項が付されています。

将来予想に関する記述(アムジェン社)
本ニュースリリースは、アムジェン社の現在の予想及び信念に基づいた将来予測に関する記述を含んでいます。過去の記述を除くすべての記述を将来予測に関する記述とみなし、それには、Adaptive Biotechnologies社(COVID-19を予防または治療するためにSARS-CoV-2を標的とする完全ヒト中和抗体を発見および開発するための共同に関するステートメント)、BeiGene社などの他の企業との共同研究のアウトカム、利益、相乗効果に関するステートメント、またはOtezla®(apremilast)の獲得について、予測されるOtezlaの販売成長及びnon-GAAP EPS増加の時期などに関するステートメント、さらに、収益の見通し、営業利益率、資本的支出、現金、その他の収益、予想される訴訟、仲裁、政治的、規制的または臨床的結果、または医療の実態、顧客及び処方する医療従事者の動向または実情、治療費償還に関する活動とその結果、当社の事業、アウトカム、進捗へのパンデミック、COVID-19の広範囲にわたる健康問題の影響、COVID-19の治療薬候補としてのOtezlaの研究に関連する影響及びその他の予想と結果を含みます。将来予想に関する記述は、重大なリスク及び不確定要素を含み、以下で議論される記述及び、より詳しくはアムジェン社が提出した証券取引委員会(SEC)報告書に記載の内容を含みます。SEC報告書には、アムジェン社の直近の年次報告書(Form 10-K)、以降の四半期報告書(Form 10-Q)、臨時報告書(Form 8-K)を含みます。他に記載がない限り、アムジェン社は本リリース発表日時点の情報を提供しており、新たな情報、将来の出来事その他の結果として、本文書に含まれる将来予測に関する記述を更新するいかなる義務も負いません。

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アムジェン社の結果は、新製品・既存製品を当社が国内外で販売する能力、現在及び将来の製品を含む臨床開発及び規制作成、最近上市した製品の販売成長、バイオ後続品を含む他製品との競合、当社の製品製造上の問題または遅れ、ならびに世界の経済情勢により影響を受ける場合もあります。さらに、アムジェン社製品の販売は、価格設定上の圧力、政治的調査や公開審査、個人保険プラン及びマネジドケアのプロバイダーを含む第三者の支払者に課せられた償還方針の影響を受け、規制、臨床開発及びガイドラインの作成、及び国内外のマネジドケア及び医療コスト抑制策へのトレンドにも影響を受ける可能性があります。さらにアムジェン社の研究、試験、価格設定、販売及び他の業務は、国内外の政府規制当局による幅広い規制の対象となります。アムジェン社の事業内容が、政府の調査、訴訟及び製造物責任に関わるクレームにより影響を受ける場合もあります。さらにアムジェン社の事業内容が、新たな税法の導入または追加的な納税義務の発生により影響を受ける場合もあります。米国政府との間で締結された企業の誠実性に関する協定を遵守しない場合、当社は重大な制裁を受ける可能性があります。アムジェン社が、アムジェン社と米国政府間で交わした企業の法令順守に関する協定におけるコンプライアンス準拠に抵触した場合は重大な制裁措置の対象となり得ます。さらにアムジェン社は、通常、製品と技術の特許を取得していますが、特許取得及び特許申請により生じる製品の保護は、競合他社により侵害、無効化または回避される場合があり、現在及び将来の知的財産訴訟でアムジェン社が敗訴する場合もあります。アムジェン社は商業的な製造活動の大部分をプエルトリコを含む少数の基幹施設で実施しており、製造活動の一部を第三者に頼ってもいます。供給が制限された場合、特定の既存製品の販売及び製品候補の開発が制約される場合があります。COVID-19 をはじめとする疾病または類似の公衆衛生上の脅威の発生、ならびに当該疾病の蔓延を防止するための国民および政府の取り組みは、当社の製造活動における原材料の供給、製品の流通、製品候補の商品化、および臨床試験の実施に重大な悪影響を及ぼす可能性があり、またそのような事象が発生した場合には、当社の製品開発、製品販売、事業および業績に重大な悪影響を及ぼす可能性があります。アムジェン社の製品候補の一部の開発及びアムジェン社の商品の一部の商品化及び販売では、第三者との共同作業に頼っています。またアムジェン社は、多くの市販製品及び新製品の発明・発見について他社と競合します。アムジェン社の製品の一部の原材料、医療機器及び部品は、特定の第三者サプライヤーから供給されています。当社の販売業者、顧客および支払者は、当社との取引に伴い、購入に対する大きな影響力を持つことになります。同クラス製品全てに関連する、自社製品の類似製品についての重大な問題の発見は、当製品の売上、業績及び事業収益に実質的な悪影響を及ぼす場合があります。他の企業との共同作業または製品の買収、及び買収した企業の事業統合または製品のサポートに向けたアムジェン社の努力は、成功しない可能性があります。故障、サイバー攻撃、または情報セキュリティ侵害によって、アムジェン社のシステムやデータの機密性、完全性、有効性が損なわれるおそれがあります。アムジェン社の株価は変動し、様々な出来事に影響を受ける場合があります。アムジェン社の事業成績により、アムジェン社の取締役会が配当金を発表する能力、アムジェン社が配当金を支払う能力、またはアムジェン社が通常株を買い戻す能力が影響を受けるか、あるいはこれらが制限されるおそれがあります。アムジェン社は、当社に有利な条件で資本市場及び金融市場にアクセスできないか、またはこれらの市場を全く利用できない可能性があります。

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注意事項(アムジェン株式会社)
このニュースリリースに含まれている医薬品(開発中のものを含む)に関する情報は、宣伝広告、医学的アドバイスを目的とするものではありません。

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この件に関するお問い合わせ先
アムジェン株式会社(東京)
コーポレート・アフェアーズ
TEL 03-4563-8610(豊島)

REFERENCE

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